腰痛や肩こりの原因

慢性的な腰痛や肩こりの原因

執筆中

症状がなかなか良くならない慢性的な腰痛・肩こりの原因に対して、一般的に整体では、

・骨格の歪みや筋肉疲労

をあげることが多いです。

当院でも初診のお客様には、その改善の為に姿勢不良の悪影響や改善方法を説明することが多いです。

ですが、腰痛・肩こりの原因は、他にもいくつかあります。

来院された時に、時間の都合上説明しきれない為、補足します。

※原因ではなく、ケアする方法を知りたい方はコチラからお読みください。

根本的な7つの原因

私たちの普段の生活には健康を害することがたくさん潜んでいます。

そして気づかない内にそれらが積み重なって症状は進行していきます。

その原因は、5つ考えられます。

①日常生活での不良。
②生活環境の不良。
③運動不足。
④個人の体質。回復力が低い。
⑤心理的なもの。脳のエラー
⑥足し算引き算でマイナス。

そして、これらが原因になり

A:血行不良。
B:筋疲労や神経圧迫。

が起こり、腰痛や肩コリが表れます。

そして、痛みの原因となっているものは、個人によって異なります。

この中で一つが原因になっている事もあれば、複数が原因になっている事もあります。

整体を受けても元に戻る人は、これらのどれかが原因となっています。

ですが、人によっては様々な理由により、これらを改善できないことがあります。

整体は、そのような方に定期的に活用いただく事で症状緩和の助けになればと思っております。

整体の役割

※整体は、手技療法の技術を用いて、AとBを改善させて症状のある部位を回復させる技術です。

また、当院では、原因に気づいて頂いたり、原因を取り除く行動をとれるように促すものと思っております。

①日常生活での不良。

日常生活での不良は、

①姿勢不良
②乱れた食生活
③体の使い方

があります。

姿勢不良

姿勢は、仕事中の姿勢や家でくつろいでいる時の姿勢、睡眠時、運転時などがあります。

家でくつろいでいる時やテレビやスマホを見ている時の姿勢は、だいたい悪い姿勢です。

悪い姿勢とは、骨格や関節、筋肉に負担をかけ歪みを作る姿勢で、簡単な言葉で言えば猫背です。

そもそも睡眠時の姿勢を除き、くつろぐという姿勢はリラックス効果はありますが、良い姿勢とは言えません。

悪い姿勢について、下記リンク先ページに書いています。

〇悪い姿勢とは。

ただ、このような姿勢をしてそれが痛みにつながる人、繋がらない人がいます。

痛みが出にくい人は、

・痛みの閾値が低い人。
・腹圧が強い人。
・痛みに対して恐怖心が少ない。
・体にプラスな事とマイナスな事の差し引きでプラスが強い。

それぞれ他で書いてありますので、お読みください。

→痛みの閾値とはコチラ
→腹圧についてはコチラ
→魔女の一撃についてはコチラ。
→足し算引き算はコチラ。

が考えられます。

良い姿勢とは

良い姿勢とは、筋疲労が起きにくい、椎間板や関節に負担の少ない姿勢の事です。

立位や座位では、頭の重心が体幹の重心とそろっている姿勢です。

外見では、姿勢を横から見た時には、耳の穴と肩の中心が近い姿勢です。

そして、生理的湾曲をキープしている事も大事です。

その為には、背筋力だけではなく、腹圧をかける為の筋力も必要ですが、それが無意識で働いている必要もあります。

立位や座位での良い姿勢や自己チェック法について、以下のぺージを参照ください。

〇良い姿勢とは

睡眠時の姿勢

睡眠時の姿勢も大切です。

睡眠は1日のうち6~8時間を必要としますが、体に合わない寝具を使っていれば、それだけ体に負荷をかけることになります。

睡眠中は、

・寝返りができている。
・睡眠の質が高い。
・うつ伏せ寝をしない。

この3点が大切です。

また、睡眠の質を高める方法の一つに、背骨の柔軟性に合った寝具選びも大切です。

よい睡眠の為にできることは、以下のページに書いてあります。

〇質のよい睡眠のためにできること

良くない食生活

良くない食生活は、

・血管にダメージを与える食べ方。
・食べ過ぎによる肥満。

があります。

肥満

肥満は、体に脂肪が増えることですが、脂肪には血液循環の補助をするミルキングアクションの作用がありません。

ミルキングアクションとは、筋肉が圧迫と弛緩を繰り返すことで静脈血を心臓に戻す働きのことを言います。

筋肉の間を通る血管は、この恩恵を得られますが、脂肪では得られません。

その為、体脂肪が多いと血液循環に悪影響を及ぼします。

血液の循環が悪ければ、痛みを感じる成分が停滞しがちで痛みを感じやすくなります。

高血糖

普段食べる白米や食パンは、GI値が高く、血管へのダメージが懸念される食べ物の一つです。

GI値とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示す数値です。

高血糖が続くと酸化ストレスの増加して血管にダメージを与えます。

また、GI値は食材により異なります。

普段口にする食べ物には、食パンや白米があります。

〇GI値とは(外部サイト:山梨県厚生連)

血管や血液は、栄養や老廃物の運搬に必要なものです。

血管にダメージが加わると血管が硬くなったり、血管壁に脂肪が付着します。

血管や血液の質が低いとその分、体調に悪影響を及ぼします。

体の使い方による影響。

体の使い方による影響は、

・筋肉量や柔軟性
・骨の変形や骨格の歪み
・呼吸の仕方や腹圧

があります。

筋肉量や柔軟性

筋肉が少ないと、骨格を支える筋肉が硬くなるため、関節の可動域は狭くなりがちです。

例えば、股関節を動かす筋肉が細くなり硬くなると可動域は減少しますが、この状態で歩幅を大きくとろうとした場合、それを補うために腰椎や骨盤の動きが大きくなり、その分腰の筋肉は疲労します。

そして、疲労が貯まると痛みがでやすくなります。

また、年齢が進むほど筋肉がつきづらくなり、運動をしていない人ほど、その影響は大きくなります。

筋肉が多くても股関節周りの柔軟性が少ない人は、同じ影響を受けます。

骨の変形

骨の変形による腰痛・肩こりへの影響として、その変形による姿勢不良や筋バランスの不良による筋疲労があります。

例えば、脚の骨である大腿骨や脛骨の変形、股関節の変形によるO脚、X脚による影響。

また、背骨の圧迫骨折や椎間板損傷による側弯症の影響により、腰痛や肩コリは起きやすくなります。

側弯症とは、コチラ。

このような変形を持っている人は、変形のない人に比べて、筋バランスが崩れやすく筋疲労を起こしやすいため、腰痛や肩コリが起きやすくなります。

その負担を減らすには、筋肉を増やすための運動や柔軟性を得るためにストレッチが必要になってきます。

また、それでも足りない人は整体で体を整えることも必要かもしれません。

呼吸や腹圧

普段、何気に行っている呼吸ですが、その呼吸で腹圧をかけれていなかったり、腹圧をかける筋肉が弱いと体を支える筋肉に不均衡が起こり、背中側の症状がでやすくなります。

体を支える筋肉は、前後左右ありますが、主に前後の筋肉がその役目を持っています。

前後の役割を簡単に言えば、腹筋と背筋ですが、特に腹筋の弱化やそれが不使用だと背筋に負担がかかります。

つまり、背筋を使いすぎて背部にある腰や肩の筋肉が疲労し、腰痛や肩コリに繋がってしまいます。

呼吸法や腹圧について、以下のリンク先のページに詳しく書いています。

〇横隔膜呼吸(腹式・腹圧)で腰痛・肩こりを改善できる理由。

②生活環境の不良

ここでの不良な生活環境とは、猫背を強いられる環境という意味です。

その環境は、普段の仕事や家事、育児をする上で避けることが厳しいのが現状です。

その為、姿勢を正そうと意識していも、避けられないことが多い為、骨格の歪みは作られてしまいます。

仕事の例

仕事にはデスクワークや体を使う仕事があります。

デスクワーク

デスクワークでは、机に座っての筆記やパソコン作業がありますが、会社から提供されたものをそのまま使っていると高確率で猫背になります。

椅子に座り机の上に紙を置いて、それに字を書くときは、目せんが下にあるために首や背中を曲げてしまいます。

パソコンのディズプレイ画面の中心は、座った時の目の高さより低い位置にある為に同じく猫背になります。

ノートパソコンを使用しているとさらに猫背を強めます。

ディスプレイの高さを高くできれば改善できますが、会社の都合上できないかもしれません。

筆記作業の場合には、作業効率を考えなくてはいけません。

姿勢を正して筆記作業を早くできればよいですが、なかなかそうはいかないものです。

また、座る時間が長いとお尻や太ももを圧迫する時間が長くなり、血流が低下すれば座骨神経痛のリスクを高めます。

家事

猫背を強いられる家事は、掃除や料理、育児があります。

足下の掃除をする際には、目線が下を向くために猫背になります。

また、料理をする際の調理台は、なぜか低く設定されていることが多く、下を向く必要があります。

育児の場合には、子供はどうしても大人より背が低いため、目線を合わすために猫背になります。

これが乳幼児であれば、子供の抱っこが必要で猫背に加えて、首、肩、腰の筋疲労が増大します。

体を動かす仕事

仕事なので効率が大事にされます。

体に負担を少なくすることができればよいですが、そうはいかないことがほとんどの為に猫背や中腰が強いられます。

介護、建築業、運搬業などで

・下を向く作業。
・人や荷物を移動させる仕事。
・地面と格闘する仕事。

これらの仕事で中腰をしなければいけないのなら、猫背の負担に加えて腰への負荷が増大するためにヘルニアのリスクが高まります。

車の運転

車を運転するには、ブレーキとアクセルを足で踏まなくてはいけません。

その為に両足を前に伸ばしているような状況です。

このような姿勢をすると腰が後ろに曲がるため、背中を伸ばすことが困難になっています。

それに加えて長時間中はブレーキやアクセルを踏むために脚を前に突き出すための猫背などです。

また長時間座る姿勢は、デスクワークと同じく座骨神経痛のリスクを高めます。

これらの仕事は、効率化が求められるために改善したくてもできないことが多く、職業病と言ってしまえばそれまでですが、症状や痛みをださない為にはそれを補うことする必要があります。

③運動不足。

④個人の体質。

①個人の回復力は体質や個人差があり、その能力値を判断するのは難しい。

70歳すぎても回復力の高い人、若くても回復力の低い人がいますが、基本的に加齢による回復力低下と血液循環を低下させる要素(高血圧、肥満、筋力低下、臓器の機能低下など)は、治癒力に影響します。

個人の体質

個人の体質とは、生まれ持った骨の形、それによる筋肉の使われ方があります。

簡単にわかりやすく言えば、親がO脚だと子もO脚、猫背だと子も猫背という体質です。

個人の体質には、生まれつきの筋肉バランスや骨の変形、脚長差があります。

また、加齢や損傷により背骨に圧迫骨折が生じれば、背骨は歪んでしまいます。

骨盤の左右の大腿骨や脛骨の長さの違い、背骨の圧迫骨折でも生じます。この場合は、骨格の歪みが悪化しないよう運動やケアをより心がけなければいけません。

不良な生活環境でも触れましたが、根本的な原因には避けがたいものがあります。

これから説明する個人の体質もそれに当たります。

関節の構造が違えば、関節の可動域や骨盤の開き方に違いがでます。

そのため皆が同じ体の使い方をできる訳ではありません。

腰部の前湾が強い人、O脚、X脚、ガリ股など生まれつきの体質があり、改善したくても簡単にはいかないことがあります。

「じゃあしょうがないか」

と、放置でいい訳ではなく、故障や痛みに繋がるリスクを下げる生活が望まれます。

例えば股関節の骨の形によりガリ股や内股が余儀なくされます。

それで股関節の可動域が狭くなることがあります。

また、事故や怪我によって左右のバランスの崩れたり、体に歪みが残り、症状がでやすくなることもあります。

⑤心理的な問題

⑤その他:不安症、思い込み、痛みの閾値が高い場合(痛がり)、脳のエラーなども関係する為、

⑥足し算引き算でマイナス。

5つの内の一つが大きな原因になることもあれば、全てが重なって症状がでていることもあります。

そして、症状が慢性的する理由には、回復力より体に悪い事を多くしていることで痛みが出ている。

健康要素や不健康要素の引き算・足し算でマイナスになると症状がでます。

また、痛めた原因が普段の生活にあるならばにあり、それを改善できない場合や職業病のように辞めれない、改善できないこともあります。

その他の問題

①生活習慣の不良。
②筋肉の柔軟性不足やバランス不良、疲労(コリや張り)。
③筋力の低下。
④心肺能力の低下。(むくみ、痛覚物質が貯まる)
⑤心理的なもの。
⑥個人の体質。
⑦生活環境。

ですが、それが簡単には改善できない状況になっています。

その根本的な痛みの原因を取り除くことは、お客様にしかできません。

ですが、それが簡単にはできない状況になっています。

改善しがたい部分

・個人の体質
・不良な日常生活や生活環境

にあります。

が、改善できる部分と改善しがたい部分があります。

改善できる部分

①生活習慣の不良。
②筋肉の柔軟性不足やバランス不良、疲労(コリや張り)。
③筋力の低下。
④心肺能力の低下。(むくみ、痛覚物質が貯まる)
⑤心理的なもの。

骨格の歪みに直接関係あるのは、①、②、③になります。

当院では、①、②、③で作られた骨格の歪みを解消するように筋肉や骨格にアプローチします。

別のページに記載していますが、整体は足し算健康法です。

根本的な痛みの原因の解消は、引き算健康法になります。

引き算、足し算健康法については、コチラ

当院はそれをお客様自身でも取り組めるように、ブログやLINEで情報発信を行っています。

当院の役割は、引き算健康法が苦手な方をサポートする

をお客様自身だけでは解決できないことをお手伝いするという立場です。

当院でお手伝いできること。

施術による、歪み、疲労、コリを取り除くことや、お客さがができる痛みへのアプローチへのアドバイスになります。

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