腰痛と股関節伸展機能低下

腰痛と股関節伸展機能低下

腰が痛くて整体に来られる人の多くは、股関節の伸展機能の低下しいます。

腰痛があるお客様に代償作用を含めた股関節伸展を行った場合でも、足と床の距離が10cm以下の方もいます。

この場合、以下のことが考えられます。

・筋力不足。
・筋肉を傷めている。
・腰や骨盤の関節を痛めている。
・椎間板が変性し薄くなり腰椎伸展の可動域が減少している。

筋力不足

筋トレはお客様ご自身でがんばって頂くしかありません。

筋バランスを整える施術もありますが、そこまでしなくても単純に運動をすれば筋力はアップします。

また施術時間に限りがあります。

筋肉を傷めている

股関節の伸展運動の低下を起こす傷めている筋肉は、以下の4つです。

・大殿筋
・中殿筋
・ハムストリングス
・大内転筋

傷めた筋肉への整体は、患部の損傷度合いにもよりますが、急性期の時期を過ぎている場合、患部への施術を徐々に取りいれ、その筋肉と連結する筋肉を緩めることで患部の負担を減らし回復を早める施術を行います。

関節を痛めている

痛めている関節とは、椎間板や関節包の損傷や炎症が考えられます。

このような場合での整体は、関節の歪みを改善させる施術をする事で椎間板や関節包の負担を減らします。

ただし、損傷している場合、整体を受けてすぐにはその損傷が治るわけでありません。

整体を受けても切り傷が治らないのと同じです。

その為、患部をサポーターや骨盤ベルトで固定し患部の負荷を減らすこともおススメします。

当院では、物販はしておりませんので、スポーツ用品店などで購入してください。

肉離れなど傷めた筋肉への整体は、コチラ。

股関節伸展運動の自己チェック

床にうつ伏せになり、膝を伸ばしたまま、股関節を伸展させます。

股関節の伸展させる動きは、この場合だと踵を天井に近づける動きです。

何も意識せずにこの動きを行うと腰椎と骨盤の動きも加わり、骨盤を浮かせてしまいます。(動画参照)

腰椎の代償を減らすには、骨盤のASIS(下図参照)に指を入れ、指の圧迫が抜けないようにします。

図1:骨盤のASIS

骨盤の代償を減らすには、仙腸関節(図2参照)に背部から腹部に圧を加えて動きを制限させます。(動画参照)

図2:骨盤の仙腸関節。

※仙腸関節の圧迫が弱い事と押圧ポイントがズレは、骨盤の代償が残ります。

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