痛みの閾値
痛みの閾値(しきいち)とは、痛みを感じる刺激の強さを言います。
それは、個人個人で異なります。
痛みの閾値が高いという表現は、刺激に対して痛みを感じにくい人です。
低いと、刺激に対して痛みを感じやすい人という表現になります。
整体中での出来事
整体では施術前にお客様の筋肉の硬さを確認します。
そして、硬く凝り固まっていても痛みを感じてない人もいます。
また逆に、あまり凝っていなくても、患部を軽く押圧しただけで強い痛みを感じる人もいます。
このように人によって痛みの感じ方は異なるものだと実感しております。
ストレスが原因か?
痛みを感じやすい人と感じにくい人の違いは、ストレスが高い人と低い人で分けられそうですが、ストレスは日常生活からズレた行動で脳が受けるものです。
楽しいことや嬉しいことは、痛みを感じにくくさせますが、それが行き過ぎて楽しすぎることや嬉しすぎることは、脳がストレスと感じます。
その為、ストレスでは一括りできません。
閾値に影響を与える事として、以下の理由が関係すると考えられています。
閾値を下げる要素
・疲労
・寝不足
・不快感
・不安
・怒り
・恐れ
・悲しみ
・倦怠感
・うつ傾向
・内向的心理状態
・孤独感
・社会的地位の喪失
閾値を高める要素
痛みを感じにくくするには、先ほどあげた要素を減らすことです。
また、以下の要素も痛みを感じにくくさせます。
・睡眠の質を上げる
・症状の緩和
・休息や身体のケア
・自己肯定感を上げる
・他者からの高評価
・ストレス発散
・不安の減少
・夢中になる行為
・鎮痛薬
・抗不安薬や抗うつ薬
簡単ではない?
人によって、始めやすい、始めにくいものがありますが、こうやって並べて見てみると簡単にはいかないものが多いですね。
簡単に変えられることだったら、悩むことはないはずです。
睡眠の質を上げたくても、環境を変えられないし、寝具を変えたくても、効果があるのかないのかはっきりしないから手をつけられない。
自己肯定感上げようにも、気持ちが上げれなくて悩んでいるから上げれない。
他者評価は、他人によるもの。
不安、そもそもこれらの事が理由で不安になっている。
薬は、副作用が気になる。
夢中になることが見つからない。
ストレス発散は、有料。
身体のケアは、自分でするのか、人にまかせるのかで変わります。
自分で行う身体のケアは、自分で行うのが面倒くさくてできない。
他人にお願いする身体のケアは、有料。
と色々、屁理屈を書いてみましたが、改善させるには何かを変える必要があります。
何から始めるか
痛みを作っている原因は、多くの場合、生活習慣にあります。
その為に同じ生活を繰り返していては何も変わりません。
基本的には、健康の足し算、引き算です。
また、全べてを一気にしようとすると頭がパンクして、結局何もできないものです。
まずは、どれかひとつ続けられるものを始めるのがいいと思います。