症状の経過段階に合わせた整体
症状の経過段階とは、怪我をしてから回復程度を区分けしたものです。
一般的には急性期→回復期→完治となりますが、完治せずに慢性期になることもあります。
症状の経過段階、詳しくはコチラ。
怪我をした後に回復を早めるには、この期間に応じた適した施術をおこなうことが大切です。
急性期
急性期の痛みは、組織の損傷(切断や圧迫)や損傷組織から放出される発痛物質、炎症反応によって生じています。
組織損傷による痛みは、侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛と呼ばれるものです。
整体を受けたからといって損傷部位が即修復されるわけではなく、それによる痛みは整体後も残こります。
痛みにより可動域が制限されるような重症の場合には、損傷部位への施術は行ないません。
これは、転んで擦りむいた傷口に触れることと同様だからです。
この期間での整体は、損傷部位の負担を減らすために以下の施術をおこないます。
・骨格の歪み
・損傷筋肉と筋連結やアナトミートレインの関係する筋肉を緩める。
・損傷筋肉とのコンパーメントが同じ筋肉。
これらの改善は、防御性収縮反応や炎症反応を抑えて疼痛改善や回復を早め、悪化予防に繋がります。
ただし、痛みが強い場合は骨折や筋断裂の可能性がありますので整体ではなく、MRI設備のある病院での検査を勧めます。
防御性収縮反応
防御性収縮は、痛みに対して疼痛軽減のために患部周囲の筋肉を収縮させて患部を固定しようとする働きです。
この反応は、痛みに対して臆病な人や痛みが強い人に反応が強く表われます。
損傷部位を守る反応ですが、問題はこれが増痛や回復遅延になり、慢性痛に移行する傾向にあることです。
これを防ぐには疼痛改善や早期回復が必要です。
回復期
回復期は、損傷組織の修復が進み炎症反応が低くなった状態で、動作痛や可動域の改善が見られます。
この期間から患部のケアをお客様の状態に合わせて積極的におこなうと回復促進や防御性収縮反応での悪影響を予防できます。
また、この時期に適切なケアをおろそかにすると損傷部位と関係する筋肉が疲労し硬くなることでの増痛や以下のリスクが大きくなります。
・急性期への逆戻り。
・他の部位まで傷める。
・慢性期への移行。
回復期での整体は、急性期での施術に加えて患部への施術を増やし、疼痛改善や上記のリスクを減らします。
回復期での施術

回復期での施術は、以下を組み合わせた施術を行ないます。
・多圧法。
・カイロプラクティック矯正
多圧法は、当院独自の施術です。
多圧法は、骨格の歪みを正すような姿勢の位置で、関節のストレッチや複数部位の押圧や揉みほぐしを行ないます。
と言っても、手足含めて4本と限られておりますので、片脚は支持脚となるため、2~3点までの多圧になります。
施術強度は、患部の回復度やお客様の反応をみながら変えていきます。
行なえる整体法も増え、より患部の筋肉の牽引や圧迫を緩める施術を行っていきます。
慢性期
慢性期は、一般的に社会復帰やスポーツに復帰できるまでの期間を過ぎても完治せずに痛みが残ってしまう状態です。
急性期や回復期で適切なケアをおこなうと慢性期への移行を予防することができます。
ですが、痛みは損傷組織が原因とは限らず、他の要素も関連しています。
それが当てはまるものが多い方は、慢性期に入るリスクが高くなります。
慢性期の移行リスクは高くなる要素。
・完治の難しい病気や関節などの変形症。
・個人の体質。(年齢、生活習慣病の保有)
・生活環境や生活習慣。
・負荷がかかる職業への勤務。
・心因性疼痛
また、この要素が増えるほど、整体を受けて痛みが改善しても、後日痛みが戻りやすくなり、治療に対して後ろ向きになってしまう場合があります。
その場合でも、整体を継続することは症状回復や悪化予防、完治に繋がります。
慢性期からの完治は、整体に加えて可能な限り上記要素の改善も必要で、未来の生活の質を上げるためには、今できる事を根気よく続けることが大切です。
慢性期での整体は、損傷部位への施術をさらに増やし痛みを改善させていきます。



