腰を痛めた場合、
「時間経過と共に治るだろう」
と思い、それが思ったように治らず回復に時間がかることがあり、
それは防御性収縮(後述)の過剰反応が関係していることが多々あります。
その反応を抑えることが大切です。
- ギックリ腰への整体で大切なこと
- ギックリ腰への整体(過去の施術例)
- ぎっくり腰とは(急性腰痛)
- ぎっくり腰の原因(筋肉だけではない)
- ぎっくり腰の整体で大切なこと:過剰な防御性収縮
- 防御性収縮が残ることでの悪影響
- 防御性収縮の癖を正すのは簡単ではない
- ぎっくり腰に対する整体(当院の考え方)
- 整体を受けるタイミング(ぎっくり腰で整体に行っていい?)
- ギックリ腰で歩けないほどの痛みがある場合(病院を優先)
- ぎっくり腰は、何日で治る?(目安と注意点)
- やってはいけないこと(悪化を防ぐ)
- 整体を受けても、傷は塞がらない
- ぎっくり腰への状態経過に合わせた整体施術(急性期/回復期)
- ギックリ腰の回復を早めるには、防御性収縮を癖にさせない
- ギックリ腰の回復を早めるには、防御性収縮を癖にさせない
- FAQ(検索に強い・そのまま貼れる)
- ギックリ腰での歩けない程の痛みがある場合。
- ギックリ腰への状態経過に合わせた整体施術。
ギックリ腰への整体で大切なこと
ぎっくり腰(急性腰痛)は「筋肉を痛めただけ」とは限らず、
・椎間板の損傷
・神経の牽引や圧迫
・圧迫骨折や剥離骨折
などでも発症することがあります。
そのため、まずは「病院を優先すべき状態か」を整理しつつ、
回復を遅らせやすい過剰な防御性収縮(無意識の力み) を抑えることが大切です。
このページでは、以下のようにまとめています。
・ぎっくり腰で整体を受ける際に大切な考え方、
・整体を受けるタイミング
・回復を早めるポイント
ギックリ腰への整体(過去の施術例)
施術効果は個人差があります。
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矯正前後の写真はコチラ。
ぎっくり腰とは(急性腰痛)
ぎっくり腰は、急に腰に強い痛みが出る 急性腰痛 のひとつです。
重いものを持ち上げた時だけでなく、
前かがみ・立ち上がり・体をひねる動作など、日常の何気ない動作でも起こることがあります。
ぎっくり腰の原因(筋肉だけではない)
ぎっくり腰の原因は、筋挫傷(筋肉の損傷)だけではありません。
当院では、ぎっくり腰の背景として次のような可能性も考えます。
- 筋肉の損傷
- 椎間板の損傷
- 神経の牽引や圧迫
- 圧迫骨折や剥離骨折
※症状の強さや経過によっては、整体の検査だけでは判断できないケースもあります(後述)。
ギックリ腰の説明は、コチラ(ぎっくり腰とは?)に記載してあります。
ギックリ腰の原因は、それぞれ別で書いています。
・筋肉の損傷によるギックリ腰。
・椎間板の損傷によるギックリ腰。
・神経の圧迫や牽引によるギックリ腰。
・圧迫骨折や剥離骨折によるギックリ腰。
ぎっくり腰の整体で大切なこと:過剰な防御性収縮
ぎっくり腰への整体では、防御性収縮の予防が不可欠です。
防御性収縮とは、動作時に患部を守ろうとして、患部周囲の筋肉が働く 無意識の反応 です。
損傷初期の急性期では、この反応により損傷部位の動きを抑えて悪化予防につながります。
ただし、痛みが強く出ている方/痛みへの不安が強い方は、
回復過程でもこの反応が強く残ることがあります。
その結果、患部に余計な負荷(圧迫・牽引)をかけてしまい、
痛みが強く出やすくなる…という悪循環が起こります。
過剰な防御性収縮で慢性化が見られる例
例えば「座る」動作では、腰を曲げて伸ばす動きが含まれます。
過剰な防御性収縮が出る方は、この動きを避けようとして、
・椅子に座る過程で腰に手を添える。
・腰を動かさないように体を動かす。
といった“ぎこちなさ”が残ることがあります。
また、ぎっくり腰の経験者は 股関節の伸展機能の低下 が起きている方が多いです。
腰が動いて痛みが出るのを恐れて股関節の動きまで抑える癖がつくと、
可動域が減少し、歩行時にその代償を腰がするようになります。
「腰を動かさないようにした結果、余計に腰が動いてしまう」悪循環です。
整体でわかる「防御性収縮」とは?腰痛・肩こりが治りにくい本当の理由の記事は、コチラ。
防御性収縮が残ることでの悪影響
防御性収縮が残ると、動作時に不要な筋肉まで働きやすくなり、次のことが起きやすくなります。
・疲労感を感じやすい。
・痛みを強く感じやすい(痛みの閾値が低下)。
・再発しやすい。
・骨格に歪みが作られる。
防御性収縮の癖を正すのは簡単ではない
癖は、誰かに言われないと本人は気づいていない。
また、体が無意識に行っている反応であり、
修正には、腰痛を治すことに加え、無意識の恐怖心を消すことが必要です。
また、以下のことを継続的におこなう必要もあります。
・腰に負担のかかりやすい無意識の動作の修正。
・ストレッチや適度な運動。
ギックリ腰への整体は、疼痛改善を早めて過剰な防御性収縮の反応を抑えることに役立ちます。
ぎっくり腰に対する整体(当院の考え方)
施術効果は個人差があります。
ぎっくり腰の原因が骨折や骨の変形などの場合もあり、
整体で全ての人が改善するとは言えません。
また、施術効果は個人の体質・状態の影響を受けます。
個人の体質(例)
・痛みの閾値が低い。
・自然治癒力。
などがあります。
痛みの閾値は、低くなると痛みを感じやすくなりますが、
原因には慢性疲労の影響が考えられます。
自然治癒力は、加齢により低下しますが、個人の差もあります。
個人の状態(例)
・損傷度が強い。
・運動不足。
・日々の疲労が強い。
整体を受けるタイミング(ぎっくり腰で整体に行っていい?)
ぎっくり腰の直後は、痛みが強く動けないことがあります。
その時期は無理をせず、まずは腰への負担を減らすことが優先です。
発症後に整体を受けるタイミングは、自身で歩けるが大前提です。
ただし、あまりにも痛みが強い場合には、病院での検査を受けてください。
ギックリ腰で歩けないほどの痛みがある場合(病院を優先)
歩けないほどの痛みがある場合、原因として
- 重度の肉離れ
- 骨の異常(骨折や脊柱管狭窄)
なども考えられます。
整体の検査ではこれらを判断できず、判断には病院でのMRI検査やCT検査が必要です。
歩けないほどの痛みがある場合は、設備のある病院で診察を受けることをおすすめします。
ぎっくり腰は、何日で治る?(目安と注意点)
回復までの期間は、以下の状況で変わります。
・損傷の程度
・疲労の蓄積
・体質(痛みの閾値/自然治癒力)
・日常生活の負担
とくに、痛みへの不安が強い方は回復過程でも防御性収縮が残りやすく、
結果的に回復が遅れやすいことがあり、個人差がありますが、以下を参考にしてください。
また、治るという表現はいくつか意味がありますが、
ここでは一般的な生活に戻れるという意味となります。
筋挫傷レベルによる回復期間
軽度(歩行可能):1~2週間程度。
中度(歩行困難なケースもあり):3〜6週間程度。
重度(歩行困難、入院レベル):2~3ケ月以上。
スポーツの復帰や腰に負荷をかける仕事などを続けている場合は、長引きやすくなります。
やってはいけないこと(悪化を防ぐ)
ぎっくり腰で注意したいのは、
回復期での痛みへの不安から過剰に患部をかばうように動く反応(防御性収縮)です。
急性期では、特に腰の動きを抑えるようなサポーターは有効です。
また、次の行動は悪循環になりやすいので注意してください。
・痛みを我慢して無理に動かす。(圧迫や牽引が増えて痛みが強く出やすい)
・回復期に腰をかばい続けて安静にしすぎる。(筋力低下が起き、再発しやすい)
・押して痛い部位に強刺激を加える。(痛みが強い人ほど逆効果になりやすい)
整体を受けても、傷は塞がらない
整体を受けても筋肉や神経の損傷が即座に治るわけではないので、
これらの損傷が痛みの原因であればが整体直後も痛みは残ります。
また、重度の椎間板の損傷や脊柱管の狭窄、骨折は、手術でしか修復できません。
ただし手術にはリスクがあるため、病院でも保存療法(経過観察)を選ぶケースがあります。
当院のギックリ腰への整体は、以下のことを目的に行なっています。
・再発を抑える。
・動作痛を和らげる。
・回復を妨げる防御性収縮を抑える。
ぎっくり腰への状態経過に合わせた整体施術(急性期/回復期)
ぎっくり腰への施術は、急性期と回復期で異なります。
- 急性期:損傷度にもよりますが、傷めてから約2週間程度
- 回復期:急性期が過ぎたあと
状態経過に合わせた施術は、回復を早めることにつながります。
急性期に行う整体の目的
急性期は、施術を行っても損傷部位が即座に治るわけではないため、損傷が発する痛みは残ります。
この時期の整体は、次の目的で行います。
- 回復を早める
- 動作痛を和らげる
- 防御性収縮を抑える
- 張りやむくみの改善
(※あなたのページ下部の「張りやむくみ」パートは、そのまま続けてOK。現状の内容に繋がります)
ギックリ腰の回復を早めるには、防御性収縮を癖にさせない
個人差による施術への影響が当てはまる項目が多い方は「整体に通う意味はあるの?」と思うかもしれません。
当院では、ぎっくり腰の整体で 防御性収縮を癖にさせない ことを重視しています。
そのために、次の点を押さえます。
- 動作痛の改善
- 疼痛部位に隣接する部位への施術
ギックリ腰の回復を早めるには、防御性収縮を癖にさせない
冒頭でも書いたように、ギックリ腰への整体は、防御性収縮を癖にさせないことが大切です。
当院のギックリ腰への整体では、以下のことを抑えることで、
ギックリ腰への防御性収縮の予防へ繋げています。
・動作痛の改善。
・疼痛部位に隣接する部位への施術。
FAQ(検索に強い・そのまま貼れる)
Q. ぎっくり腰で整体に行ってもいいですか?
A. 歩けないほどの痛みがある場合は、整体では判断できない原因(骨折等)もあり得るため、まず病院でMRI/CTなどの検査をおすすめします。
痛みが少し落ち着いてきた段階で、動作の怖さや固さが残る場合は、整体で状態を確認し、防御性収縮を抑える方向で回復をサポートします。
Q. 整体を受けたら、その場で治りますか?
A. 筋肉や神経の損傷が即座に治るわけではないため、痛みが残ることがあります。
当院では、動作痛の改善や回復の妨げになる反応(防御性収縮)を抑えることを目的に施術します。
Q. ぎっくり腰を繰り返すのはなぜ?
A. 痛みへの不安で体が固まりやすい、股関節の動きが落ちて腰が代償しやすいなど、無意識の癖が残ることがあります。
過剰な防御性収縮による増痛や回復遅延。
防御性収縮は、動作時に患部を保護しようと患部周囲の筋肉がはたらく無意識の反応です。
損傷初期の急性期では、損傷部位の動きを抑えて悪化の予防につながります。
ですが、痛みの強く表れている方や、痛みへの不安が強い方は、
回復過程でもこの反応が強く残ることがよくあります。
その場合には患部に余計な負荷(圧迫や牽引)を加えてしまい、痛みが強くでやすくなります。
この反応は、患部に余計な負担をかけてしまうために悪循環となり、
回復が遅れやすく腰痛が慢性化につながってしまいます。
ギックリ腰での歩けない程の痛みがある場合。
歩けない程の痛みがある場合の原因には、以下の損傷も考えられます。
・重度の肉離れ
・骨の異常(骨折や脊柱管狭窄)
整体の検査では、これらを判断することはできません。
これを判断するには、病院でのMRI検査やCT検査が必要です。
歩けないほどの痛みがある場合には、一度その設備のある病院で診察を受けることを薦めます。
※X線(レントゲン)検査では、肉離れの損傷レベルを知ることはできません。
※X線とMRI画像による違い。(外部サイト)
ギックリ腰への状態経過に合わせた整体施術。
ギックリ腰への施術は、急性期と回復期では異なります。
急性期:患部の損傷度に異なりますが、傷めてから2週間程度の期間。
回復期:急性期が過ぎたあと。
状態経過に合わせた施術は、回復を早めることにつながります。
状態変化に合わせた整体施術は、コチラで詳しく説明しています。
急性期
急性期とは、患部の損傷度にもよりますが、傷めてから2週間迄の期間を言います。
この時期に行うギックリ腰への整体は、痛みの原因が損傷である場合、施術を行なっても損傷部位が即座に治ることはないため、損傷部位が発する痛みは残ります。
この時期への整体は、以下のことを目的におこなっています。
・回復を早める。
・動作痛を和らげる。
・防御性収縮を抑える。
・張りやむくみの改善。
損傷部位には動作時に牽引や圧迫の刺激が加わり痛みが生じます。
また、この時期は静止していても痛みを感じることがあり、それは損傷部位の炎症によるものです。
この時期への整体は、痛みが軽度であれば患部へ軽めの施術も行うことがあります。
ですが、痛みが強い場合には損傷部位への施術は行いません。
痛みが強い場合の施術は、損傷部位に圧迫や牽引を加える筋肉を緩めて損傷部位への負担を減らし動作痛を和らげていきます。
硬くなった筋肉は、損傷部位へ牽引や圧迫を加えて動作時の痛みを強くさせます。
張りやむくみの影響。
損傷した部位は腫脹し、その周囲はむくみが生じることがあります。
むくみや腫脹は、疼痛増強と関節の可動域を減少に繋がり、むくみや腫脹は以下のことが原因で生じます。
・患部に血液が集まりすぎる。
・動作時の筋収縮による筋肥大。
・筋疲労による筋肉のコリ。
・筋肉のコリによるむくみ。
患部に血液が集まりすぎる。
損傷部位は、そこを修復しようとして血液が集まり腫脹します。
腫脹すれば患部に圧迫が入るため痛みが強くなります。
動作時の筋収縮による筋肥大。
腰を動かす動作をすると、その動作に必要な筋肉は収縮し筋線維は太くなります。
その筋肉が損傷している筋肉と接しているならば、損傷部位に圧迫が加わることになり痛みが生じます。
筋疲労による筋肉のコリ。
損傷した際は、動作をすると損傷部位に圧迫や牽引が加わると痛みが生じるために、無意識にそこを固定しようとします。
要は関節を動かすと痛いので動かしたくないのです。
関節を固定する役割は、筋肉の収縮ですが、それが何度も繰り返されると筋疲労によるコリが生じやすくなり、コリが生じれば患部の痛みとは異なる痛みが生じます。
筋肉のコリによるむくみ
損傷部位をかばうために、周辺の筋肉はのコリが生じ、筋肉は硬くなります。
血管は筋肉の間を通っており、筋肉が硬いと血管を圧迫し血液の流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなると、血管から間質液が染み出して患部周囲に停滞し、むくみが生じます。
こうなると患部周囲にある皮膚の中は、硬く太くなった筋肉とむくみによって皮膚はつっぱってきます。
皮膚が腫れると関節の動作時には皮膚がさらにつっぱる為に、関節の可動域を減少させます。
そして、皮膚の中で患部の腫脹、患部に隣接する筋肉のコリ、むくみが生じることになり時間経過と共に痛みを強く感じるようになっていきます。
急性期への当院の整体では、患部周囲の筋肉を緩めて、このような影響を抑えていきます。
またご自身でも患部にアイシングをおこなうことで、この影響を抑えることもできます。
ぎっくり腰経験者は、傷めた瞬間の違和感で後日痛みが強くなることはわかると思いますので、違和感を感じた直後は痛みが弱くてもすぐにアイシングをおこなってください。
回復期
回復期への施術は、急性期に行う施術に加えて、患部の硬結を緩める施術を少しづつ取り入れます。
また、その施術はギックリ腰の原因に合わせて行います。
ギックリ腰の原因は、それぞれ別で書いています。
・筋肉の損傷によるギックリ腰。
・椎間板の損傷によるギックリ腰。
・神経の圧迫や牽引によるギックリ腰。
・圧迫骨折や剥離骨折によるギックリ腰。


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