傷は治っているはずなのに痛い。
修復期間が過ぎて治っているはずなのに痛みが消えない。
それは、傷が修復していても患部や患部周囲の筋肉の硬さが元に戻っていない事と痛みに対して過敏になっている場合があります。
筋肉の柔軟性が戻っていない。
患部やその周囲の筋肉が硬いままで動作をすると、その硬い筋肉が収縮や伸張されて痛みがでます。
また、筋力が戻っていない状態で前と同じような練習を急に始めると、過負荷となり、収縮は強くなります。
無意識な過敏な反応
痛みに対して過敏になっている場合は、脳が勝手に行っているので厄介です。
理由は、2つ考えられます。
保護作用
一つは、故障時や故障中の痛みが強すぎた為に
「もうあの痛みは嫌だ!」
と脳が記憶しているので、保護作用で筋肉が硬くなる。
痛覚過敏
もう一つは、慢性疲労やストレス過多時の痛覚過敏です。
練習をいっぱいしてきたのに故障してしまい、
「試合に出れない」
「練習できない」
「他の人と差がついてしまう」
などの不安がストレスになります。
そのストレスや慢性疲労が重なると痛みを感じやすくなる事があります。
この事は、別のページに書いています。→コチラ。
保護作用と痛覚過敏、どちらも意識とは関係なく無意識に行われる為厄介です。
これらを改善させるには
①日頃から疲労のケアを十分にする。
②この動きをしても大丈夫という事を少しづつ脳に認識させる必要があります。