反り腰は、体に悪い?のか。
反り腰の影響として骨盤の開きがあります。
骨盤が開くと以下の悪影響が出ることがあります。
・猫背になる。
・下腹部が出る。
・内臓下垂が起こる。
・むくむ。
・脚の骨格が歪む。
・腰痛になる。
猫背
腰が反るとそれを補う為に逆に背中が後湾し背中が丸まる猫背になることがあります。
猫背は、体に多くのリスクがあります。
後湾を予防するには、腹圧を高める腹筋群の活性化が必要です。
腹圧については、コチラの記事に書いています。
下腹部が出る。
下腹部が出るのは、腹圧が低下した場合です。
腰が反れば、必ず下腹部が出るわけではありません。
腹筋群が活発になれば、腰は反っていても下腹部のふくらみを抑えきれます。
内臓下垂が起こる。
腰の反りが強いと上半身の重みが内臓にのり、臓器を圧迫し下垂させることがあります。
それにより子宮への圧迫が強いと不妊の原因になるとも言われています。
ただし、それも腹筋が弱くぽっこりお腹になっている場合です。
腹圧を高めるように腹筋群が活発になっていれば、腰部にも重みを分散する事ができます。
また、内臓下垂と骨盤低筋群の弱化が重なると骨盤臓器脱という病気になることがあります。
内臓下垂による骨盤臓器脱の動画(四谷メディカルキューブのサイト)
骨盤低筋群の弱化は、老化による筋力低下や出産後に起こりやすくなります。
むくみ
むくみは、主にリンパ管や静脈管の圧迫や血液の流れが悪くする臓器の機能低下や病気により起こります。
また、以下の事が原因で起こることもあります。
〇心臓や腎臓が弱い。
〇体脂肪が高い。
〇脚を動かすことが少ない。
〇筋肉が硬い。
〇鼠径部の圧迫。
むくみについての詳細は、コチラ。
反り腰が原因でむくみになるのは、鼠径部の圧迫が考えられます。
これも下腹ぽっこりタイプの人の場合です。
腹筋群が活発化し腹圧が高いと抑えられます。
脚の骨格が歪む。
反り腰になり骨盤が開いた場合、その影響で股関節間の距離が拡大します。
この場合、臀部や大腿骨に付着する筋肉が衰えているとガリ股O脚やX脚になりやすくなります。
これを予防するには、足腰の筋肉の強化が必要です。
足腰の筋肉には、大腿四頭筋や殿筋群、ハムストリングス、内転筋群があります。
脚の歪みに応じて、どの筋肉を鍛えるかは異なります。
ただし、生まれ持った骨の変形により、脚の歪みが起こっている人もおり、運動をしても治らない場合もありますが、運動をすることで骨の変形を予防する事ができます。
腰痛になる。
反り腰の原因のひとつに腰部の脊柱起立筋の働きすぎがあります。
働きすぎは、筋肉がずっと使われていることになり、疲労が溜まり痛くなりがちです。
これも同じく、腹筋群の弱化により、腰部の筋肉が酷使される事で起こります。
予防するには、腹筋群の強化が必要です。
まとめ
反り腰であっても腹筋群が活性化し腹圧が高い状態をキープできれいれば、反り腰による悪影響を予防する事ができます。
一般的に運動不足の人が多く、腹筋が弱い人が多い為に反り腰は良くないと言われがちです。
日頃から何かしらスポーツをしているけど反り腰という人は、腹圧を高めきれていると思いますので反り腰の悪い部分をカバーできていると思います。
腹圧のチェックは、体幹トレーニングの一つであるプランクがあります。
足と肘を支店にして、肩から足まで体をまっすぐにします。
腰が下がったり、上げたりしないようにする事や肩甲骨を引き寄せる事が大事です。
この状態で30秒ほどキープします。
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