骨盤の歪みとは

骨盤の歪みとは、仙腸関節の歪みを言いますが、仙骨に対して寛骨が前方回転すると前傾、仙骨に対して寛骨が後方回転すれば後傾という表現をします。

また実際には前後の歪みだけではなく、全ての方向にズレます。

仙腸関節の可動域

寛骨の上部は腸骨と呼ばれていますが、その部分が仙骨と関節になっている事で、ここの関節は仙腸関節と呼ばれています。

その仙腸関節は、体の他の関節のように動きがない為に関節になっていることを知らない人が多いです。

動きはないのですが、まったく動かない訳ではありません。

動かない理由は、図3、4のように多くの靭帯が付着している為です。

骨盤靭帯(正面)
図3:骨盤靭帯(正面)
骨盤靭帯(背面)
図4:骨盤靭帯(背面)

寛骨に対して仙骨は、以下のように動きます。

仙骨の上部(岬角)で前後に8~12mm。

尾骨で前後に15~17mm。

と言われています。(カバンディ関節の生理学より)

専門的な話になりますが、寛骨が前方サブラクセーションを起こすと骨盤は前傾になりやすく

逆に寛骨が後方サブラクセーションを起こすと骨盤は後傾する傾向にあります。

寛骨

AS

カイロプラクティックの検査法でAS腸骨(寛骨の前方サブラクセーション)である場合、仙骨の前傾が強くなっている可能性が高いです。

これは、骨盤の靭帯が強力である為、片側の寛骨でASサブラクセーションが起きた場合に仙骨を介して逆側の寛骨も連動して動く為だと思われます。

PI

IN

EX

仙骨

P-R

P-L

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