補正による骨盤の開き
骨盤を開かせる要因は、3つありますが、ここでは補正による骨盤の開きについて解説します。
・筋肉の弱化による骨盤の開き。(弱化の記事は、コチラ)
・筋バランスによる骨盤の開き。(バランスの記事は、コチラ)
骨盤の開きは、仙骨の前傾と連動しており、仙骨の前傾は腰椎の過前弯と連動しています。
詳しくは、コチラ(骨盤の開きとは)
つまり、何かの原因(以下参照)があり、それを補正するために腰椎の前弯が強くなって坐骨間が開いていることがあります。
その補正は、以下のものがあります。
・椎体の変形
・S型猫背
・女の子を意識した内股
椎体の変形
椎体とは、背骨の骨である椎骨の体の重みを支え、椎間板と接触している部分です。(下図参照)

この椎体は、負荷の強さや骨のもろさによって圧迫骨折を起こすことがあります。
椎体の過前弯を発生させてしまう圧迫骨折は、椎体の後方がつぶれてしまう骨折です。
圧迫骨折は、いつものギックリ腰が強くなったものだと思って病院にはいかず、知らず知らずに生じている場合があります。
そして、腰椎の前弯が強くなれば、坐骨間が開いてしまいます。
それを補正するよう骨盤を後傾させる何かを行なうには腰椎の前弯を減らすことになりますが、このような状態で腰椎の前弯を減らせば、椎間板ヘルニアのリスクが高くなり、一概に殿筋やハムストリングを鍛えればよいとは言えません。
S型猫背による影響
S型猫背は、腰の過前弯を伴った猫背です。(下図左)

このS型猫背の形成は、腹筋が弱いこと以外にも背骨の歪みの補正により生じることがあります。
このような形の猫背の形成は、先天的なことを除いて普段から背中を丸めている生活の時間が長く、それが癖づいてしまうことにあります。
その癖をつけてしまっているものは、筋肉や椎間板の変性です。
このような背中が丸まった背中だと、顔は下を向き視野を狭めます。
視野が狭まれば生活しずらいため、それを補おうとして、骨格を歪めて補正しようとします。
その補正をどこの部位で行なうかは個人個人で異なりますが、腰の前弯を強めるタイプの人であれば坐骨間が広めてしまうことがあります。
その他の補正例は、頭部前突や膝の屈曲などがあります。
※猫背は、いくつかのタイプがあり、猫背になったらから必ず骨盤が開くわけではありません。猫背のタイプは、以下の記事をお読みください。
女の子を意識した内股
内股は、アニメキャラのかわいらしい女性の特徴づけとして、内股をした女の子が描かれることがあります。(男性はガリ股)

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また、女性が股をひろげて歩くのは良くないという風潮もあります。
内股は、女の子の特徴として印象がありますが、女の子としての意識が高いと無意識に内股姿勢をとっていることがあります。
この内股姿勢は、運動連鎖により腰椎の前弯を強くする働きがありますが、それによって坐骨間を広げてしまうことがあります。
また、股関節を内旋させていると内旋筋が常に働いて、外旋筋は伸ばされ弱化しやすくなります。
股関節の外旋筋には、外旋以外にも大腿骨を骨盤に引き寄せる働きもあります。
外旋筋の例:深層外旋六筋(梨状筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋)
この筋肉が弱化してしまうと坐骨間が開きやすくなります。
補足:股関節や大腿骨の変形により内股姿勢が形成されている場合、補正によって腰椎過前弯が形成されない場合があります。


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