筋肉の弱化による骨盤の開き

筋肉の弱化による骨盤の開き

骨盤の開きは、L5腰椎の伸展または仙骨の前傾と連動しています。

詳しくは、コチラの記事(骨盤の開きとは)。

筋肉の弱化により、骨盤の前傾に関わる筋肉は、以下の筋肉です。

・ハムストリングス
・大殿筋
・腹筋群(内・外腹斜筋、腹直筋、腹横筋)

この筋肉の弱化は、運動不足だけが原因とは言えません。

筋肉の弱化は、筋疲労でも生じます。

筋疲労により筋肉の収縮が強くなると関節可動時にその筋肉に痛みを感じやすくなり、それを抑えるために筋力の発揮を低下させることがあります。

これは、痛みを抑えるだけではなく故障のリスクを減らすためでもあります。

当院の整体では、骨格矯正や骨盤矯正だけではなく筋肉を緩める施術もおこない、より症状の改善に努めています。

ハムストリングス

ハムストリングスは、大腿の後面に付着している筋肉の名前です。

その筋肉の役割には、膝の屈曲や股関節の伸展機能があります。

ハムストリングス収縮による寛骨(骨盤)の後方回旋

筋肉の付着部位は、坐骨結節から脛骨の内側後面や腓骨頭です。(上図参照)

この筋肉の収縮は、骨盤を後方に回旋させる力や膝を屈曲させる力が働きます。

特に足や膝関節が固定された状態では、股関節が支点、力点が坐骨結節、作用点は骨盤となり、骨盤を後傾させる力が働きます。

ですが逆に、この筋肉が弱化すれば骨盤を前方に回旋させやすくなります。

大殿筋

大殿筋(下図参照)は、主に股関節の伸展と外転時に働く筋肉です。

大殿筋の位置
図:大殿筋

この筋肉の付着部位の起始と停止は、寛骨や仙骨と大転子で、ハムストリングス同様に弱化すると骨盤を前傾させることがあります。

大殿筋弱化は腰痛になりやすい。

補足ですが、大殿筋の弱化が起こると歩行時に股関節の伸展角度が減少しやすくなります。

歩行時にその減少した角度の動きを代償しようと腰部を過伸展させて補うことがあります。

腰部を伸展させる筋肉は、腰の後ろに付着しており、その筋肉が疲労しすぎると腰痛が生じやすくなります。

整体で腰が痛いという人は、股関節の伸展機能の低下している人がとても多いです。

腰痛と股関節伸展機能低下について、コチラで説明しています。

腰痛と関係する筋肉は、コチラで説明しています。

腹筋群

腹筋は、腹直筋を含め、4つの筋肉(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)があります。(下図参照)

外腹斜筋の位置
内腹斜筋と腹直筋の位置

これらの腹筋群は、体幹の屈曲筋として働く筋肉で、腰椎を後湾させる(背中を丸める)筋肉です。

特に腹直筋は恥骨に付着しており、この筋肉の収縮は恥骨を頭方に引き上げて骨盤を後方に回旋させる力が働きます。

また、腹筋群の中には内臓が詰まっていますが、この筋肉の弱化が進むとポッコリお腹になりやすく、それにつられて骨盤が前傾しやすくなります。 

また、これらの筋肉は腹圧と関係しており、姿勢維持や運動時のパフォーマンスにもつながり特に大切な筋肉です。

腹圧とは
腹圧は以下の時に働いています。①排尿、排便、分娩時。②吸気時。③動作時。これの働きは個人差があり、弱い人もいます。その差は腹圧を高める筋肉にあります。また、腹圧の低下により腰痛や肩コリがでやすくなります。これは下図のように臓器が収まっている...

筋肉の弱化が起こる要因

筋肉の弱化は、筋肉が細くなる時にだけおこるものではありません。

痛みによっても筋肉は弱化します。

その痛みも筋肉の損傷だけではなく筋疲労が進むにつれて痛みも強くなる傾向にあります。

筋疲労

筋疲労は、筋肉に長時間の負荷をかけることや、強い負荷をかけると生じやすくなります。

筋肉が疲労した状態でストレッチをすると痛みを感じやすいですが、これは筋肉が収縮傾向にあるためです。

そして、このような状態でさらに運動の継続や強い負荷をかければ収縮がすすみ痙攣することがあります。

体は、このような状態になると故障リスクが高くなるため、それを防ぐために痛みを発して力が入りにくくなります。

筋肉の弱化により骨盤を開かせる筋肉は、ハムスト、殿筋、腹筋群ですが、この筋肉の疲労が強くなると骨盤が開きやすくなります。

整体でできること

筋肉の強化は運動を行なうしかありません。

ですが、筋肉の損傷や筋疲労による痛みが関係して筋肉の弱化がおきていることもあります。

また、このような状態が慢性化すると関節の動きを妨げるサブラクセーションが発生し、体に歪みが定着しやすくなります。

うるまカイロの整体では、これらを調整して骨盤の開きを改善させております。

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