「腰痛や肩コリを減らしたい」
「健康でいたい」
と思った時にやろうと思うことの一つに運動があります。
運動を
「やった方がいい」
「やらないといけない」
と思っていても、始めきれない人は多く初めても続かなかったりします。
※日本人の運動習慣は男子33%、女子25%。
それができない大きな理由は、本能にあります。
変化を不安視。
脳が最も優先させていることは、生命の維持です。
生命維持は、本能の働きです。
本能を変えようとする時には、意識が必要です。
お腹減った→ごはん食べたい。
疲れた→ケーキ食べたい。
本能でこのように思っても、
「太るからやめておく」
という意識で食欲を抑えようとしても、抑えきれない場合があります。
本能的なことを止めるには強い意識が必要です。
その本能的に脳にインプットされていることに「変化を嫌う」があります。
変化とは、いつもと違うことを行うことですが、それに対して脳は不安に感じます。
日本は安全な国で変化に対してうとくなっていると思いますが、脳は記憶しています。
いつもと違うことをすると危険な目にあうという不安です。
基本的に家の中で過ごしていれば、危険は少ないですよね。
外に出たり、知らない人と接触する事は、何かしらの事件に巻き込まれる可能性が高まります。
脳は、変化が生じる行動に対してブロックします。
脳は楽したい。
脳が最優先させることは、本能の中でも生命維持を最優先させます。
生き続ける為に必要なことは2つです。
飲食と睡眠です。
野生動物は、食料確保のために運動をし、それ意外は寝るが基本です。
食べなければ栄養不足で死に、眠らなければ回復力が衰え死にます。
つまり、日常的にはこの2つが満たされていれば、その他は後回しでいいと脳は思っています。
脳が優先すること
また、脳の優先事項としてマズローの欲求(5段階)があります。
1位:生理的欲求。(生きるための欲求:食欲、睡眠)
2位:安全欲求。
3位:社会的欲求。(仲間がほしい)
4位:承認欲求
5位:自己実現欲求
運動は、この中で承認欲求か自己実現欲求に入りランクが下の方です。
運動するには
運動を始め、継続するには以下の2つです。
・下位から上位に意識づける。
・運動をする理由を増やす。
たとえば、1位の生理的欲求であれば健康で長生きをしたい。
2位の安全欲求では、身に危険が迫った時には体力勝負。
3位の社会的欲求では、仲間を見つけるためにスポーツクラブに通う。
4位、5位だと引き締まった筋肉で若々しく、かっこよく見られたい。
というように考えていきます。
また、運動はきつい、ツライとインプットされている事が多いと思いますが、運動を楽しくするにはどうすればよいか?と考えるのも良いです。
運動をしながら好きな音楽を聴く。
運動をして得られる結果を想像する。
ここまで読んだ人なら、ご自身で「運動をする理由を考えきれる」と思います。