カイロプラクティックの矯正

カイロプラクティックの矯正

当院でのカイロプラクティック矯正法は、以下の方法を用いています。

・徒手矯正
・矯正専用ベッド
・矯正器具

カイロプラクティック矯正法

カイロプラクティックの矯正は、サブラクセーションを起こしている骨に行います。

その力の加え方は、ゆっくりじんわり押圧するのではなく、瞬間的な力を加えます。

一瞬の力を加える理由は、その力を加える物質のみに力が加わりやすくする為です。

わかりやすい例として、「だるま落とし」があります。

だるま落とし

だるま落としでは、下の積み木をゆっくり押すとバランスを崩し、だるまが落ちてしまいます。

ですが、早いスピードで下の積み木を叩くと、叩いた積み木だけ動きます。

カイロプラクティック矯正は、この原理を利用し、サブラクセーションを起こしている骨だけに力を加えて骨格の歪みを整えています。

徒手矯正

徒手検査で調べたサブラクセーションの骨をそのズレを正す位置にセットした後に力を加えます。

下図のように腰椎下部で左側凸の側屈変位を起こしている場合。

左側から右に力を加えると骨格が正されます。(下図右参照)。

実例

カイロプラクティックでの矯正で骨盤や腰椎を矯正する際に下図のような姿勢をとることがあります。

この場合、カイロプラクティックの徒手検査であるモーションパルペーションを行ってその歪みを確認した後、凸側が上になるよう側位にします。

その上で、

・側屈変位の凸側を上にする。
・回旋変位を正すように手根の豆状突起を背骨の棘突起や乳様突起に置く。
・後方変位を正すため腹部側に矯正をかけます。

※腰椎の側屈変位でのサブラクセーションは、回旋や後方変位も伴う為、その歪みを踏まえた矯正方法になります。

モーションパルペーションとは、コチラで説明しています。

サブラクセーションとは、コチラで説明しています。

筋肉を緩める目的で行うバキバキ鳴らすような矯正の場合、このような手順はとらずに行いますが、その場合には、骨盤の歪みや程度をモーションパルペーションで確認してから行います。

矯正専用ベッド

別名ドロップベットやトンプソンベッドと呼ばれる矯正用のベッドです。

背骨の後方変位への矯正力が高い矯正方法です。

ドロップベッドは、別名トンプソンベッドとも呼ばれる骨格を矯正するベッド。
写真:ドロップベッド

下図のように2センチ程持ち上がるパーツがあり、そこを落下させる事で矯正力が生まれます。

パーツが持ち上がる矯正用のベッド。

下図はベッドのパーツが落下した様子。

落下エネルギーを矯正エネルギーに変えるベッドの仕組み

背骨を矯正するには、このベッドにうつ伏せに寝てもらい、背中側からサブラクセーションを起こした背骨に接触し、歪みの位置を正した後に前方に力を加えながらベッドを落下させます。

ベッドが落下すると接触した骨にのみ力が加わるような仕組みになっています。

矯正器具

アクティベーターという矯正器具があります。

位置がズレた骨を矯正する器具
写真:アクティベータ

瞬間的なプッシュ力が高い矯正器具です。

器具の中に強めのバネが入っており、それを収縮させた後に解除する事で矯正力が生まれる仕組みになっています。

使うと「バチン」という音がでますが、ソフトな矯正方法です。

当院では、70~80歳以上の方にこの矯正器具を使っています。

当院での矯正

当院で行う歪んだ骨格への矯正は、上記のカイロプラクティック矯正に加え、整圧多圧法を用いて歪みを改善させています。

矯正前後の写真は、コチラ。

タイトルとURLをコピーしました