筋挫傷とは

筋挫傷とは

筋挫傷(きんざしょう)とは、筋肉への衝撃や動作時の負荷により筋肉の繊維が損傷した状態を言います。

陸上競技での軽度の肉離れ
陸上競技での軽度の肉離れ(筆者)

一般的には「肉離れ」や「打撲」と呼ばれます。

このような組織の損傷は、加齢などによる治癒力の低下により、回復速度は個人差があります。

また、筋挫傷の修復過程でその筋肉と周囲の筋肉も硬くなります。

これは損傷した筋肉を保護しようと筋肉が収縮するためですが、修復を遅らせたり増痛要因にもなっています。

この増痛は、筋挫傷が起こると患部の筋肉だけではなく、その周囲の筋肉が硬くなり患部の筋肉に圧迫や牽引が加わることで生じます。

このような反応を抑えることが、悪化予防や回復促進へと導きます。

経過過程

筋挫傷では、受傷した日よりも翌日、2日目、3日目と痛みが増していことが多いです。

これは、修復過程における発痛物質の蓄積と患部と周囲の筋肉が硬くなることが原因にあります。

損傷組織が修復されるにつれて発痛物質の放出が減り、痛みは改善されていきますが、その過程で硬くなった筋肉が緩まらないと疼痛が残りやすく、慢性化することがあります。

発症原因

スポーツ中の接触プレーや急な方向転換などで発生するだけでなく、筋疲労が蓄積した状態だと何気ない動作により損傷することもあります。

また、筋挫傷を起こした筋肉と筋連結やアナトミートレインの関係にある筋肉が疲労し硬くなることも肉離れを起こした筋肉に過負荷と伸長を加えるため、発症要因となります。

その他にも骨格の歪みがあると同様の反応が起こり発症リスクを高めます。

スポーツでは特に太ももやふくらはぎの筋肉で発生頻度が高く、肉離れでは、特に羽状筋での損傷が高い傾向にあります。

また、日常生活では寝違いやギックリ腰の原因が肉離れということもあります。

※寝違いやギックリ腰の原因は、肉離れ以外に椎間板や神経の損傷などもあります。

打撲

打撲は、外からの力による筋繊維や筋膜の損傷。

肉離れ

肉離れは、関節動作時の拮抗筋の過剰な収縮や筋肉への負荷が強くなりやすい伸張性収縮(遠心性収縮)により筋繊維や筋膜の損傷。

受傷する筋肉は羽状筋が多く、筋腱移行部(または筋と腱膜の移行部)での発症が多い。

主な症状

筋繊維や筋膜の損傷することで血管も切れて、重症になるほど皮膚が赤紫に変色します。

主な症状は、患部の痛み、腫れ、内出血(あざ)、運動制限などです。

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