筋挫傷のレベルの見立て(簡易)と復帰期間。

筋挫傷のレベル

筋挫傷(きんざしょう)とは、筋肉への衝撃や動作時の負荷により筋肉の繊維が損傷した状態を言います。

一般的には「肉離れ」や「打撲」と呼ばれます。

筋挫傷の精密な重症度の決定には、MRIの画像検査が必要です。

整体では、このような設備はありませんので、病院での受診が必要となります。

以下の損傷レベルの見立ては、MRI検査が開発されていない時代の判断方法です。

レベルは、I~III 度に分けられ、I度が軽症、III度が重症。

損傷度が強くなるにつれて、増痛や関節可動域の制限、筋力低下、内出血が強くなります。

I度(軽症)

筋肉の軽度の損傷で、損傷時は軽度の痛みが生じます。

損傷後の修復過程や炎症反応によって浮腫や発熱、筋肉の腫脹により患部の痛みが増していきます。

痛みはありますが、関節の可動域は保たれています。

II度(中等症)は

II度(中等症)は、部分断裂した状態です。

特に筋腱移行部や腱膜(筋内膜)の損傷で多く、筋力低下や可動域制限が表れます。

III度(重症)は

III度(重症)は、完全断裂した状態です。

特に大きな負荷による腱性部の断裂や付着部の裂離損傷です。

激痛のため、関節可動域が失われ、筋力の発揮が難しくなります。

スポーツ復帰までの期間

筋挫傷で痛めた後は、すぐにケアを開始し、損傷度に合わせてリハビリ(運動療法)を開始することが回復を早めます。

リハビリ中の患部への負荷は、痛みがある状態で行います。

負荷や回数は、少しづつ確認しながら行うことが大切です。

回復が進んだ後に損傷度に合わない負荷や回数を患部にかける再発することがあり、注意が必要です。

また、リハビリ中の異変は後日強い痛みへと変わることがあります。

異変を感じたらその日は患部への負荷をかけずに、別の部位へのトレーニングへ切り替える心がまえが大事です。

また、痛みがない=完治ではありません。

損傷した組織が完治するまでの目安は、以下の復帰期間の2倍ほどと言われています。

この痛みがない状態から完治するまでの期間は、再発リスクが高い状態で一安心せずにケアを継続することが再発予防になります。

損傷度1

・筋繊維:1~2週間程度。
・筋腱移行部:1~2週間程度。
・骨への筋付着部位:2~3週間程度。

損傷度2

・筋繊維:2~3週間程度。
・筋腱移行部:5~6週間程度。
・骨への筋付着部位:11~12週間程度。

損傷度3 

・筋腱移行部:9~10週間程度。
・骨への筋付着部位:19~20週間程度。

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました