
整体を受ければ、なんでも良くなるわけではありません。
関節痛が慢性化すると骨や軟骨の変形が重症化することがあります。
整体を定期的に受けることはそれを予防することに繋がりますが、進行が完全に止まるわけではありません。
変形の進行は、日頃のケアや関節への負荷のかけ方、老化の程度により変化します。
ただし、重症化した際は整形外科の手術を受けることで、日常生活に戻れる可能性はあります。
ですが戻れない可能性もあり、それはリスクと言います。
そのリスクを高いと受け止めるか、低いと受け止めるかは個人で異なりますが、私個人の考えとして、手術のリスクは低いとはとれません。
手術のリスク
基本的には、かかりつけの医師にお聞きください。

医師の技術や患部の状態によりリスクや手術の良好度や失敗率は変化します。
一番の恐れは死亡リスクかと思いますが、75歳以上の胃がん、大腸がん手術の場合には、死亡するリスクは、0.4%となっているようです。
※手術リスク:健康長寿ネットより
整形外科的手術での死亡リスクはそれ以下だと思われます。
また病院で手術を検討する際に、以下のリスクを医師と相談することは、後々の満足度に繋がります。
整形外科手術のリスク
整形外科手術のリスクは、以下のものがあります。
リハビリ期間:手術後にリハビリを継続。(関節の部位や重症度により異なる)
廃用症候群:術後の安静期間が長くなるほど筋力や臓器の機能が低下。
感染症:手術後、傷口からの細菌感染。
血栓:手術後に深部静脈血栓症や肺塞栓症を発症。
神経や血管の損傷:手術中に神経や血管が損傷し、麻痺や血流障害の発生。
金属アレルギー:人工関節に用いられる金属によるアレルギー反応。
術後の脱臼や骨折:肢位により人工関節が外れやすい動きがある。
リハビリ期間
重症な方(人口膝関節置換手術)の場合
術後~1週間は歩行訓練、1~2週間は昇降訓練、3~8週間後に退院し、その後もリハビリ継続。
日常生活に戻るのに3ケ月ほど。
感染症
感染症発症率は1.36%。
手術中に体内に入り込む感染症以外にも体内に存在している虫歯や水虫、皮膚や尿路の感染症、肺炎などから血流を介して感染することもある。
加齢とBMI値が影響する。
廃用性症候群
高齢になるほど運動不足による筋肉の衰えなどが早くなります。

そうなる理由は、最大筋力の20%未満の活動では筋萎縮や筋力低下が起こりやすい。
また、安静臥床だと約1〜3%/日、10〜15%/週の割合で筋力低下が起こり、3〜5週間で約50%に低下。
参考:酒井医療株式会社
再発率や失敗率
人によって受け止め方は異なると思います。
以下の手術後の再発率や良好度を考えると
「最悪手術すればいい」
という安易な考えは、おススメできません。
悪化を防ぐには日頃からのケアが大切です。
ヘルニア摘出術後の再手術率は、5年後で4〜15%。
脊柱管狭窄症手術後の良好度は、7~80%。

