来院間隔の目安
整体での来院間隔は、「今のお体の状態」によって決まります。
整体の来院間隔は、「◯日に1回」と一律に決められるものではありません。
なぜなら、体の回復スピードや体への負担のかかり方は、一人一人で大きく異なるからです。
ここでは、来院間隔に影響する主な6つの要素についてご説明します。
①症状や痛みの強さ
症状や痛みが強いほど、来院間隔は短めが効果的です。
痛みや不調が強い状態では、体は防御反応を起こしやすく、無意識に筋肉を緊張させたり、関節の動きを制限することがあります。
このような状態で来院間隔を空けすぎると、
・せっかく整えた状態が元に戻る
・回復のスタート地点に毎回戻ってしまう
といったことが起こりやすくなります。
症状が強い時期ほど、短い間隔で体に「良い状態」を覚えさせることが効果的です。
② 慢性期間が長いほど、回復には「積み重ね」が必要です
不調が出て間もない時期と、数か月・数年続いた慢性的な不調とでは、体のクセの定着度が大きく異なります。
慢性化している状態では、
・動きのクセ
・姿勢や浅い呼吸
・筋肉の使われ方
などが無意識のうちに体に定着しています。
これらのクセは、痛みへの不安や恐れが影響していることも少なくありません。
そのため、最初は間隔を詰めて整え、状態が安定してから徐々に間隔を空けていくという段階的な通院が、結果的に最短ルートになることが多いです。
③ 年齢と回復力は、来院間隔に大きく関係します
一般的に、年齢を重ねるにつれて
・回復に必要な時間が長くなる
・疲労や歪みが蓄積しやすくなる
傾向があります。
これは「年齢のせいで良くならない」という意味ではありません。
回復に必要なサポート頻度が変わるということです。
生活習慣を大きく見直したり、整体以外にも体にプラスとなる取り組みをされている場合は別ですが、これまでと同じ生活のまま、若い頃と同じ感覚で間隔を空けすぎると、回復途中で元に戻ったり、回復にブレーキがかかることがあります。
④ 体質によって、改善の進み方は異なります
体質によって、改善の進み方には個人差があります。
例えば、
・筋肉量が少ない
・関節や軟骨に変形がある
・筋肉の張りが強い、または硬い
・骨格の歪みが強い
といった場合、そうでない方に比べて改善に時間がかかる傾向があります。
特に、関節や軟骨の変形に他の要因が重なると、その傾向は強くなります。
このような場合、完治に至らないケースもありますが、整体で改善した状態を悪化させないために、来院間隔のご提案は短めになることがあります。
また、このような体質の方ほど、最初に間隔を詰めることで状態が安定しやすくなります。
⑤ 日常生活の負担が回復を妨げます
日常生活の習慣や環境は、回復を妨げる要因となり、来院間隔にも影響します。
・長時間のデスクワーク
・立ち仕事や力仕事
・精神的なストレス
また、体の回復にとって重要なのが睡眠です。
睡眠時間の不足や睡眠の質が低下すると、疲労や歪みはさらに蓄積しやすくなります。
このような状態で来院間隔を空けすぎると、回復よりも消耗が上回り、体は日々ダメージを蓄積してしまいます。
生活習慣や環境による負担が多い方ほど、体をリセットする頻度が重要になります。
⑥ 「症状の経過段階」によって、来院間隔は変わります
症状の経過段階とは、症状が出てからの期間や体の状態を簡易的に表したものです。
一般的には、
急性期 → 回復期 → 安定・完了期(完治に近い段階)
という経過をたどります。
急性期
痛みや不調が強い急性期では、組織が損傷していることもあります。
その場合、整体を受けたからといって傷がすぐに修復するわけではないため、痛みが残ることもあります。
急性期の整体は、防御反応を和らげ、痛みを軽減し、回復を早めることを目的とします。
患部そのものへの刺激は避け、周囲を整える施術が中心となります。
痛みが非常に強い場合は、安静や休息を優先するため、通常より来院間隔を空けてご案内することもあります。
回復期
回復期は、まだ回復途中の段階です。
この時期に間隔を空けすぎると、回復が停滞したり、違和感が戻ることがあります。
特に⑤の日常生活の影響を受けやすい時期です。
安定・完了期
安定・完了期になると、良い状態が体に定着し、来院間隔を自然に空けられるようになります。
今どの段階にいるかによって最適な来院間隔は異なり、段階に合った通院が、結果的に早い回復につながります。
また、①〜⑤の要因が強い方は、定期的な整体が悪化予防につながる場合もあります。


