ストレスからの片頭痛
片頭痛の原因は、まだ完全には解明されおらず、わかっていることは
脳と疼痛システム系の異常や過剰反応ということと、
それにさまざまな誘因が影響して、頭痛が起きると考えられています。
そして、いくつかのことが重なって、
血管拡張による神経の炎症により片頭痛がおきると考えられています。
つまり、神経が過敏に反応しやすい土台があり、そこに日常の負担が重なって起こる頭痛、
と言えます。

片頭痛につながる要素
・ストレス
・睡眠不足や睡眠リズムの乱れ
・感覚刺激(大きな音や強い光、におい)
・ホルモン変動
・空腹
・脱水
など
これが多い人ほど片頭痛が起きやすくなります。
片頭痛の悩みで来られるお客様は、男性より女性が多いですが、
これらの要素からも女性に多い理由が伺えます。
・ダイエット。
・トイレを減らすために水分補給を減らす。
・月経リズムによる女性ホルモンの変動。
・育児による睡眠不足。
ストレスと片頭痛の関係
ストレスは、片頭痛の代表的な誘因のひとつです。
このストレスは、精神的なものだけではなく、体や脳への負担も含みます。
〇体への負担
・忙しさによる気疲れ
・我慢が続く生活
・休みにくい環境
・疲労の蓄積
など
〇脳への負担
・体内への病原菌の侵入
・さまざまな生理反応
・精神ストレス
・公害
など
片頭痛は、強いストレスがかかった時だけでなく、
緊張が抜けた時や疲れがたまった時にもかかるため、
できるだけ安定した生活が片頭痛の予防つながります。
そのため、片頭痛を改善させるには
片頭痛をおこしやすい要素から、反応しにくい体の状態をつくることが大切です。
※ストレスについて、コチラで詳しく書いています。
月経とストレスによる片頭痛の違い
月経による片頭痛は、月経周期に伴うホルモン(エストロゲン)の急激な減少が関連し、
ストレス性の場合は「緊張からの解放」が関係しています。
どちらも脳内の血管をとりまく三叉神経の炎症が関係しています。
月経による血管拡張と三叉神経の炎症
月経関連の片頭痛は、以下の流れが関係しています。
①エストロゲンの急落→②セロトニンの減少→③血管の拡張と三叉神経の炎症。
①エストロゲンの急落
排卵後、妊娠が成立しないとエストロゲンの分泌量が急激に減ります。
②セロトニンの減少
エストロゲンには脳内のセロトニン濃度を維持する働きがあり、
エストロゲンが減るとセロトニンも連動して減少します。
③血管の拡張と三叉神経の炎症
セロトニンの役割のひとつに、血管の収縮と拡張のコントロールがあります。
エストロゲン低下に伴いセロトニンバランスが崩れると、脳の血管が急激に拡張し、
血管周囲の「三叉(さんさ)神経」が刺激されて、
強い痛み(拍動性の痛み)を引き起こすと考えられています。

| 時期 | 状態 | 頭痛のリスク |
| 生理の数日前〜直前 | エストロゲンが急降下 | 最もリスクが高い |
| 生理中(1〜3日目) | エストロゲンが低いまま | 痛みが持続しやすい |
| 排卵期 | エストロゲンが一時的に上下 | 人によって頭痛が起きる |
ストレスによる血管拡張と三叉神経の炎症
ストレス性の片頭痛は、緊張から緩和が血管拡張に関連し、三叉神経の炎症へとつながります。
① ストレス下での「準備状態」
強いストレスに置かれるほど身体は交感神経が優位となり、「闘争か逃走か」の状態になります。
「闘争か逃走か」の状態というのは、危険な状態に出くわした場合に、
いち早く体を動かす仕組みで、そのためには血液を脳や筋肉に送る必要があり、
交感神経が活発化するようになっています。
そして交感神経が活発(優位)になると血管の収縮やセロトニンの過剰放出がおこります。
※血管の収縮: アドレナリンなどの影響で、脳の血管は収縮傾向になります。
※セロトニンの過剰放出: ストレスに対抗しようと、血小板からセロトニンが大量に放出されます。セロトニンには血管を収縮作用もあります。
②ストレス解放による「セロトニンの枯渇」
緊張が解けた瞬間、例えば仕事が一段落した後などではセロトニンが不足しやすくなり、
セロトニンの役割は、血管の収縮もあるため、それが減少すると血管の拡張につながります。
③三叉神経の炎症
ここからは月経による片頭痛と同じく、脳内の血管周囲にある三叉神経に刺激が入り、
痛みを感じます。
整体での片頭痛改善や再発予防
ストレスによる片頭痛は、主に自律神経の乱れが主因と考えられており、
そのため、その改善が片頭痛の改善や再発予防の鍵と言えます。
当院の整体を受けて片頭痛が改善する人が多いのは、
このストレス緩和の影響が高いと思われます。
過去に当院では整体前後のストレス反応のチェックを行ないましたが、減少がみられました。
実験結果は、コチラ(唾液アミラーゼモニターを使った整体後の疲労(ストレス)テスト)
また、片頭痛に対する整体について、コチラ(片頭痛に対する整体ページ)で詳しく書いております。



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