整体で骨盤矯正を重要視するわけ
整体で骨盤矯正が重要視されるのは、骨盤が体の土台となっており、
その歪みが様々な症状や痛みに間接的に影響するためです。

※歪みとは、骨自体のねじれではなく関節の変位(ズレ)をいいます。
詳しくは、コチラ(骨盤の歪みについて)をお読みください。
骨盤の歪みによる直接的な痛みは、仙腸関節障害による仙腸関節の痛みがあります。
その骨盤の歪みは、背骨や四肢への構造的な歪みに直結し、
それぞれの疼痛や症状に間接的に影響します。
ただ、間接的な影響だからといって影響が弱いとは限らず、
さまざまな疼痛や症状の根本的な原因となっている可能性もあり、
それが整体で骨盤矯正が重要視される理由です。
背骨への影響
骨盤は身体の土台となっているために、
骨盤の歪みによる動作不良やバランス機能での軸を安定させるために、
他の部位が代償しますが、それが猫背や側弯、下肢の変位でおこなわれます。
その代償はどこの部位でおこなっているかは個人で異なります。
当院の整体では、どこの歪み(ズレ)が根本的なもので、
代償的な歪みかを判断することで整体の効果を高めています。
当院での検査法は、コチラ(うるまカイロプラクティックの徒手検査法)
歪みによる代償
関節がズレて動きが悪くなるとそれを代償しようと頭部や背骨の関節の軸がズレます。
これらのズレが生じたからといってすぐに痛みに繋がるわけではありません。
ですが、そのズレを感じきれる人は少なく、長期化する傾向にあります。
そして、長期化した負担により筋肉や椎間板への負担が増えます。
筋疲労や筋損傷程度は治っていくのでまだよいのですが、
椎間板の損傷は治ることはありません。
ただし、椎間板が損傷しはじめたからといってすぐに椎間板ヘルニアになるわけでもなく、
これも見過ごしされやすい原因になっています。
椎間板ヘルニアへの整体は椎間板を治すものではなく、
その疼痛や症状を改善させていくものですが、重症化した際は病院での手術を勧めます。
椎間板ヘルニアの記事は、コチラ(腰椎椎間板ヘルニアへの整体)で書いています。
猫背
猫背は背中が丸まった姿勢を言いますが、骨盤の歪み方や個人の体質の違いにより、
以下の2パターンがあります。
・反り腰での猫背(S字の猫背)
・腰部後湾(腰猫背)


また、これらに前突(頭部前方位)が加わることがあります。
反り腰は、骨盤全体としての前傾や仙骨の前傾が影響。
腰部後湾は、骨盤全体としての後傾や仙骨の後傾が影響。
前突は、反り腰や腰部後湾の代償として生じやすくなります。


そして、反り腰、腰部後湾、前突は骨盤の歪みの間接的な影響だけでなく、
それぞれの直接的な影響から生じることもあり、
その影響でも骨盤の歪みが生じる可能性があります。
この場合、施術の優先度はサブラクセーションのある関節を優先して、
それを改善させる整体を行っています。
それぞれの直接的な影響は、以下の状態により発症する可能性があります。
・その部位のコリ(筋収縮)
・サブラクセーション
・圧迫骨折や椎間板の変位や損傷
などがあります。
※圧迫骨折や椎間板の損傷は、整体で治すことはできませんが、
病院の手術では復旧する方法があります。
猫背からの症状
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猫背があるからといって痛みや症状がない方もいますが猫背は、
以下の症状の原因になることがあります。
・腰痛や肩こり、頭痛。
・四肢への痛み
・肺の圧迫。
・自律神経の不調。
・気持ちの落ち込みなど。
腰痛や肩こりなど
猫背になると体に対して頭が前にでる前突や体幹の前傾姿勢になりやすく、
このような姿勢は背部の筋肉(首、肩、背中、腰、大腿裏、ふくらはぎ)への負荷が強くなり、
それが腰痛や肩こり、頭痛などに結びつきやすくなります。
またこれらにより筋疲労が蓄積した状態は、
筋肉の肉離れや腰椎椎間板ヘルニアが起きるリスクを高めます。
その代表例としギックリ腰があります。
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※ギックリ腰の原因は肉離れだけではありません。
肺の圧迫
猫背は肺が収まっている胸郭を狭め肺を圧迫しやすく、
呼吸筋が弱く呼吸が浅くなるとガス交換(酸素や二酸化炭素)が低下し、
慢性的な酸欠や疲労感が起きやすくなります。
自律神経の不調
自律神経の不調は、脊髄神経が背骨の中を通って臓器に向かっており、
その経路での神経の圧迫が強いと臓器に影響を与えることがあります。
カイロプラクティックでは、頸椎の一番上にある骨の変位が特にその影響が強いと考えられています。
頸椎の一番上にある骨の変位と自律神経への影響は、コチラ(頸椎C1のズレによる体調不良)
気持ちの落ち込み
気持ちが落ち込んでいる際になりやすい姿勢である猫背をしていると、
気持ちが落ち込みやすくなります。
これらの研究にニュージーランド・オークランド大学の研究 (2017年)や、
ハーバード大学の心理学者エイミー・カディによるパワーポーズによるホルモン変化があります。
側弯
骨盤は、寛骨2つと仙骨と尾骨が一つづつの骨で構成されています。
寛骨や仙骨の歪み(変位)は仙骨と連結しているL5腰椎の影響で、
背骨に少なからず側弯を生じさせます。
また側弯の影響から以下の状態の変化が見られることもあります。
・肩の高さの左右差
・下肢長(下記記載)
・頭の傾き
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側弯からの症状
側弯からの症状や痛みは、発症しない人もいますが、
猫背で説明した肺の圧迫を除く猫背同様の症状が発症しやすくなります。
四肢(上肢:肩関節。下肢:股、膝、足関節)への影響
骨盤の歪みからの四肢への疼痛や症状は、間接的におこります。
巻肩や椎間板ヘルニアによる下肢への疼痛や症状は、猫背が強い場合に発症しやすくなります。
また、椎間板ヘルニアは頸椎、腰椎ともに屈曲位が継続することで椎間板が損傷しやすく、
それにより椎間板が突出し腕や脚に向かう神経を圧迫されれば、
痛みやしびれなどの症状を発症しやすくなります。
巻肩がおこれば腕は内旋変位しやすく、その位置で肩関節動かすと肩関節を痛めやすくなります。
骨盤の歪みによる下半身へのアライメント不良。
骨盤歪むことでの代償を下肢がおこなうと、大腿骨や脛骨の向きや角度にも影響し、
それによって以下の脚の歪みと関連していることがあります。
・脚長差
・O脚
・ガニ股
・X脚
・内股
ただし、これらの脚の歪みは骨盤の歪みだけが原因ではないこと多く、
骨盤矯正で改善できない要素があります。
また、これらのアライメント不良は、特に下肢の関節(股、膝、足関節)の負担となり、
関節痛や変形のリスクを高めます。
左右の脚長差(機能的脚長差)
勘違いしているお客様は多いですが、「左右の脚長差=骨盤の歪み」とは限りません。
一般的な情報誌には以下のことしか書かれていないので、しょうがないのですが。
骨盤の歪みにより左右の股関節位置が変化することで脚長差ができる。
そして、この左右差は歩行時に股関節や膝痛、足首に負担をかけて筋肉痛や関節痛、
足裏の痛みの原因となっていることがあります。
骨盤の歪みから脚長差が生じる理由は、
「寛骨の後方変位は短下肢となり、前方変位は長下肢となる。」
ということにあります。
下肢長に影響すること
下肢長は骨盤の変位だけが影響しているわけではありません。
・股、膝、足の関節の歪み。
・骨そのものの長さやひねり。
また、背骨に異常があり、その補正で側弯が生じれていれば、
骨盤も歪み、それが影響している場合もあります。
例えば、腰の骨がズレ(変位)て下図中央のようになった際に、
背骨の軸を中心にするように補正がはいると下右図のようになります。

一見、骨盤の歪みのように見えますが、背骨の歪みが原因となって脚長差が生じています。
見かけ上の骨盤の歪みを矯正しても矯正効果はなく、
サブラクセーションのある関節を矯正することで疼痛改善や症状改善に繋がります。
また、骨(大腿骨や脛骨)の長さによる脚長差は、整体の矯正を受けても治りません。
そしてこの脚長差は、加齢や怪我による骨の変形があり、
いつのまにか骨の長さに左右差が生じている可能性もあります。
画像診断でしかわからない例:半月板損傷、関節の変形、大腿骨頸部の変形(外反・内反股)など
整体を受けても脚長差が揃わないケースはこのような場合です。
脚長差が骨の長さの影響かどうかを調べる徒手検査もありますが、
それは一部のことを調べきれるだけで、脚長差の原因は病院での画像検査を撮らないとわかりません。
このようなことから脚長差だけで骨盤の歪みを判断することはできません。
ただし、脚長差に影響を与える部位への施術は行い、
脚長差が改善すれば骨自体の長さによる影響ではなかったとも言えます。
骨盤の歪みによる代償作用。
骨盤の歪みによる下肢への直接的な影響として、
骨盤の後方変位と前方変位による歩行時の影響があります。
後方変位は、歩行時に足が前にでずらく、
前方変位は、歩行時での蹴り足で地面を蹴りにくくなります。
そして、これを補うために腰の前屈や後屈が加わえることがあり、
それによって腰が疲労し腰痛が生じやすくなります。
コチラのページの最後の方に股関節伸展機能低下による腰痛について書いてあります。
整体で骨盤矯正を重要視するわけ(まとめ)
骨盤の歪み(関節の変位)とは、関節が本来あるべき位置からズレてしまい、
動きが悪くなる状態のことです。
骨盤の関節がズレてバランスが崩れると、他の関節がそれを補おう(代償しよう)とします。
その結果、他の関節や筋肉に過剰な負担がかかり、
さまざまな痛みや不調を引き起こす原因になります。
整体では、骨盤の歪みを整えることで、これらの痛みや症状の軽減、
さらには再発リスクを抑えることができるため、骨盤矯正を重要視しています。

